ヱスケー2020年活動報告
- 01月04日 『家に帰って玄関閉めれば現実』
- 02月14日 『眠りにつくまでが今日』
- 03月01日 『忘れてしまう前に』
- 04月08日 『valknee + ANTIC 『悪夢』ヱスケーRemix』
- 04月10日 『diz『疎開とかやってる奴ブッ◯すぞ』ヱスケーリモートワークRemix』
- 04月11日 『今は、きょりをとって Keep a Safe Distance』
- 04月19日 『もういない』
- 05月04日 『寝汗』
- 05月23日 『哀しみ』
- 05月31日 『20100531 / K.H.BROTHERS』
- 06月21日 『田中アンセム2020』(MV)
- 07月24日 『36.5℃』
- 08月16日 『恋。(Re-recording)』
- 09月27日 『アホウドリ feat. WhaleBeats / K.H.BROTHERS』
- 10月24日 『死なないように気を付けてる feat. MGM』
- 11月30日 『過ぎた季節』
- 12月12日 『思い出したように寂しくなる』(Trailer)
- 12月30日 『弥増す』
- 12月31日 『思い出したように寂しくなる』2ndアルバム
2019年は体調を崩して入院してしまったので入院をしないというのが目標の1つだった。そして月に1曲はYouTubeにあげてフルアルバムをリリースすること、
あとは奨学金を完済して100万円貯金をする。というのが2020年の目標だった…が全て無事達成した(アルバムはサブスクで出してないので悪しからず)
思うに達成できるかどうかギリギリの目標を設定すると良い
そして自らの行動で達成するタイプのものとじっと耐えることで達成するものを設定すると尚良い。少なくとも一年が終わった時に「何もしなかった」とはならない
生活を少しずつ良くしていきたいという気持ちがある
毎年小さな目標の達成を積み重ねて少しずつ人生が良くなってきた
- 自分にできないことは徹底的に避ける
- 嫌だと思うことを一つずつ減らす
- 比較的可能性があることに時間をかける
- 直感でピンとこない誘いには乗らない
とか大したことではないのだが長く続けるとそれなりに効果が出ている(気がする)
いろんなことから逃れながら良い気分で生きていく。
子供の頃は自分の力では解決できない悩みが沢山あって早く30歳くらいになりたかった。20歳はまだ子供だし漠然と30過ぎればなんとかなると思っていたがその予想はそんなに外れていなかった
今年はこんな世の中なのでどこにも行かずに曲を作ってラジオを聞いてアニメを見ていた。つまりはいつもとそんなに変わらないのだ
振り返ってみると緊急事態宣言が出た辺りに集中して曲があがっている
今は終了してしまったTokyo Togari Nezumiの面々ともいくつか製作できたし、何気に結成10周年を迎える自分のグループK.H.BROTHERSのロゴをtamari mikaさんに新調してもらった。勢い余ってTシャツまで作った。KHBの曲も幾つか作れたし良かった
KHBというグループは僕個人の曲とは性質が異なっているのでそんなに反応されることはないのだがやり続ける。何故ならやりたいから。
Chuck Dにグループ名を読まれるという快挙を成し遂げたことが身内では最早ネタになっている(『思い出したように寂しくなる』#1「ただいま」で触れている)
単純に友達とワイワイやれればいい。人は急に死ぬのでみんなが存命のうちに何かやれればいいんだけど
落ち着いたらどこかに行こうと思うけれど、その時にはもう行きたい場所はなくなってるかもしれないと思うとなんとも言えない気持ちになる
しかしながら去年一年過ごして思ったのは世の中のほとんどのものは自分には必要がなくて、なくなっても困らないということ
とにかく今の状況でやれることをやっていく
賭け事の類を一切やらないんだけど去年初めて宝くじを買った。
全てから解放されるためには宝くじが当たるくらいしか希望がない(何もしたくないから)
買わなければ当たらないとはよく言ったものでほんの少しでも可能性が生まれることで救われたりする。
自分が聞きたいので2020年いいなあと思った曲を纏めた
ほぼYouTubeでしか音楽を聞かないので去年高評価付けてた曲から絞ったけど30曲からどうしたらいいのかわからず断念。年間ベスト決めてる人ってすごいね
あとはやっぱりアルバムを聴いてほしい
アルバム毎にテーマがあって少しずつ前進するイメージでやってきた
『気持ちをちぎって捨てたくなる』(辛い)
『いいことはいつか終わる』(受け入れる)
『同じ気持ちでいるのは難しい』(立ち向かう)
『思い出したように寂しくなる』(乗り越える)
今回は人が嫌な気持ちにならないもの、自分が強い気持ちになれるものを作った
今までは作りたいだけでやっていたけど聞いた人が何を思うかを考えた。というかそういうことを考えられる余裕が出てきたんだと思う。
僕は話も文章も「何が言いたいのかわからない」とよく言われるのだが、自分の気持ちに向き合って言葉を整理して伝えるまでの時間が人より多くかかってしまうのでじっくり時間をかけて曲にでもしないと言いたいことが伝えられない。
人に思っていることを伝えられる唯一の手段だと思っているし、これを「良い」と思ってくれる人とは分かり合えるんじゃないかと思う。伝われば嬉しい
思い出したように寂しくなる
こんな時代やからアルバムを作った https://t.co/xV6qJO37T5
— ヱスケー (@kikuchisk) December 10, 2020
【Trailer】思い出したように寂しくなる ( I will miss you as I recall )
ヱスケー2ndアルバム
『思い出したように寂しくなる』
[Bandcamp / 13曲 / 34分 ]
今回は自分で出すことにしたのでBandcampのみ
もう少し書くと全体を通して聞いてようやく一曲になるというアルバムなので触りをちょろっと聞いて「ふ〜ん」と流されてしまうと意味がない
わざわざダウンロードして聞くということに意味があると考えているからだ
『思い出したように寂しくなる』は今年生活をしていて思ったことを纏めたアルバムだ。日記を人に見せられる形にしたものと言ってもいい
30数年生きてようやく自分自身になれたという感覚がある
それによって自分を受け入れられるようになった。いつまでもウジウジしているのは嫌だなと思ったし強い意志で生きていくことに決めた。それが内容に反映されている
基本的に僕の曲は事実に基づいて作られているのだが今回は珍しくフィクションを作った
僕は作り話ができないのでSF漫画を描いていたりする友人のシロシビンズに大まかな設定を渡して短編小説を書いて貰い、それを歌詞に変換しながら歌って曲にした
次の曲『ねあせ』の冒頭「寝汗で目が覚める昼過ぎ 変な夢を見た」という歌詞で夢だったことがわかる 今回寝ることに関する曲が多いのは寝てばかりいたからという単純な理由
『生活は続く』ではMCビル風さんに客演を依頼した。
声が良い。この声に合う曲を作りたくて作った。キャラクターにも合っていると思う
「誰が見ていようと見ていなくともやれ」歌詞は自分に言い聞かせているものが多い
このアルバムはBandcampのページで無料で全曲再生できるので聞いてみて欲しい
ただ読み込み時間がかかってしまい僕のイメージした曲間で聞くことはできないのでやはりダウンロードして聞くのが理想的だ。それといつもながら先行してYouTubeにあげている曲は基本的には録り直し、もしくは編集し直しているのでその違いを楽しむのも通の楽しみ方なのである(なのである)
恋愛も結婚もせずに死ぬ
先月こんな曲を作った。
9年ほど前に作った曲を今更録り直した。
作った当初から納得がいかずに何度も録音し直しているが今回でようやく落ち着いた。今とは歌詞の書き方が異なっていて昔の歌詞のまま現在の歌い方に変換するのに苦労した。
大物歌手が過去曲を歌うとき原作崩壊とも言えるような歌唱でめちゃくちゃにする気持ちが少しわかった気がする。いつまでも昔のままではいられないのだ
僕のなかで恋愛というものは勝手に憧れて勝手に諦めるものであり、相手に何かを求めるものではない。そういった意味を込めてタイトルに「。」を付けた
というか自分のことで精一杯で人と深く関わる余裕がないのだ
精神も肉体も金銭もすべて自分でコントロールできる状態でようやく一握りの余裕を捻出しているわけで、そこに不確定な要素が入ることにより身動きが取れなくなってしまう。自分が持てる荷物は人より遥かに少ないと感じる
恋愛や結婚に全く憧れがないわけではない、が上手くいく見込みがないことを人を巻き込んでまでやる理由がない。そこまで無責任にはなれないし、これ以上責任を背負うと死んでしまう
当時付き合っていた女性が、彼女の「友達の実家」が災害に見舞われ不安定になっていたことがあった。
それを見た僕はどこまでも背負うものが増えていく気がして恐ろしかった
そして何も思わないのに"心配して気遣うフリ"をしていることが気持ち悪くて仕方なかった。みんな何でもないような顔をしてとてつもないものを背負って生きているのではなかろうか。本当にただの人間にそんなことが可能なのだろうか?
結婚というものにも異常性を感じる。どうして死ぬまで一人の人間と添い遂げる自信がもてるのだろうか?
他の人を好きになるだろうし、相手の顔面が崩壊したり、四肢断裂したり、精神崩壊したり、脳だけの存在になった時に同じ態度で居られる自信がない。逃げ出してしまうと思う。なぜみんなそんな決断ができるのかわからない。一生わかる気がしない
僕が味わったことのないような確信があるのだろうか?
鳥飼茜さんのエッセイで「恋愛というものはごく少数の、それに秀でた人たちだけが本来楽しめる遊び」という一文があった。僕も全く同じことを考えていた
僕は自分にできることを静かにこなして死のうと思う
本当の自分を隠しながら制作活動を続けるということ
曲を作り始めてから10年が経つらしいのでそういう曲を作った
そういう事情もあって人に話せないことを歌う内省的な曲しか作れなくなり、楽しくワイワイ曲を作っていたK.H.BROTHERSはあまり活動しなくなっていった
ヱスケー2019年活動報告
2019.01.04 『シミュレーション feat. diz』
2019.01.19 『知らない道を歩く』
2019.02.01 【MV】『僕はまたこんなことを言う feat. シロシビンズ』監督: 堀切基和
2019.04.13 入院
2019.04.23 『CM #いいことはいつか終わる』
2019.05.01 【ミニアルバム】『いいことはいつか終わる』
2019.05.02 引越し
2019.06.02 『Just Walkin' feat. KBM』
2019.06.09『CM 話をさせていただく気持ち』
2019.06.09 【雑談】『話をさせていただく気持ち / ヱスケーとシロシビンズ』
2019.07.13『ひとりぼっちの水族館』
2019.07.25『1日で終わる夏』
2019.08.17『深夜のスーパー』
2019.09.07『うまくやれ』
2019.09.29 テントを買う
2019.09.29『俺の家にはテントがある』
2019.10.12『ユキムシ』
2019.10.26『ポケットのない上着』
2019.10.31【CM】『同じ気持ちでいるのは難しい』
2019.11.03【MV】『ここからは出られない』 監督: cola_drunk
2019.11.10『話をさせていただく気持ち prod. by ヱスケー』
2019.11.10【雑談】『話をさせていただく気持ち2 / ヱスケーとシロシビンズ』
2019.11.13【ミニアルバム】『同じ気持ちでいるのは難しい』
2019.11.30 Instagram登録→放置
2019.12.08 レコードプレーヤーを貰う
2019.12.27【主題歌】『僕はまたこんなことを言う feat. シロシビンズ』舞台 FLASH
何度も体調を崩して寝込んだり入院したりする中でよくやったなと思う
ミニアルバムを二つ出せたし、ちゃんとした映像も2つ出せた。個人的にはKBMくんと曲を作れたのが嬉しい(Tokyo Togari Nezumiの動きがないので)
つい先日のことだけど舞台の主題歌として劇場で自分の曲が流れたのは今までにないパターンで新鮮だった
たまに「ライブはやらないのか」と聞かれることがあるんだけど今年やるかもしれないし一生やらないかもしれない。見たい人がいれば呼ばれるだろうし
最近YouTubeに曲をアップし続けてようやく曲の作り方がわかってきた
自分に合うやり方というか、しっくりくるものに行き着いた
それもまたすぐに変わっていくかもしれないけど
11月に出した【ミニアルバム】『同じ気持ちでいるのは難しい』は特に良いものができたという実感があって珍しく聞いてもらいたい人に送ってみたりした。まだ聞いてない人は聞いてみてほしい 面倒だったらいいけど
(すごい熱量でレビューを書いていただいたりもした)
【音盤レビューvol.1】ヱスケー『同じ気持ちでいるのは難しい』 | アジアで瞑想してみたい
Twitterとかで自分のことを書いてる人を見かけることがしばしばあって急に恥ずかしくなり見て見ぬ振りをしている。その度にアイドルみたいに「コメント全部見てます!」と心の中で言う。2DcolvicsのBEST SONGs In 日本語ラップなどでヱスケーの曲を年間ベストに選んでくれた人もいるみたいで「マジで聞いてる人いるのか」と思う
無の空間にボールを投げ続けているイメージだからびっくりするんだよなあ
ただアウトプットの精度を高めていくのが面白い。それを続けていたら今年で10年らしい 怖〜
今年見たり聞いたりしたもの
2019年最高だったCM
のんさんが格好良すぎて泣いてしまった
のん『カーブパンツ TVCM 30s UNIQLO 2019 Fall/Winter』
2019年好きだった映像
2019年繰り返し聞いた曲
- . 歌ってみた
- pc フリーズ 頻繁 by nagahori25
- バーバパパ『ロボットパルタの曲をEDMにしました(いつもともだちさ)』
- 日清焼そばU.F.O.「マキシマム ザ 輝夜月2 篇 2020」30秒 / 輝夜月
- Destiny Rogers - Lo Lo (Official Video) ft. P-Lo, Guapdad 4000
- 屁孩 Ryan【她gucci的時候眼淚總是prada prada的dior】(feat.水水Mizu98)
- 崎山蒼志「むげん・ (with 諭吉佳作/men)」(MV)
- dosii - lovememore. MV
- FOLK9 - Plant [Official MV]
- dodo - renq
- V6 / All For You
今年唯一買ったアルバム→Men I Trust『Oncle Jazz』
他にはMCビル風『July Tape』をDLした。その収録曲『MAIL YOU』をSoundCloudで聞いていたら自動再生されて知った (この曲全部ゆめ by nagahori25)nagahori25という人がめちゃくちゃに良かった
あと全然関係ないけどT.A.K.THE RHHHYME『CITIZEN OF THE WORLD』を12000円で買った。というか10年以上探したけどどこにもないので観念してオークションで落札。当然のように良い
2019年はこんな感じ。今年も死なずに生きる
主題歌を担当した舞台『FLASH』を観に行った
自分の作った曲が主題歌の舞台『FLASH』を見た。招待してくれたので楽屋に挨拶しに行って帰ろうと思っていたんだけど「お、俺が…関係者…?」と思ったら急に照れくさくなってスッと帰っちゃった。いやー笑った
— ヱスケー (@kikuchisk) December 29, 2019
ヱスケー『僕はまたこんなことを言う feat. シロシビンズ』https://t.co/PppdhMJVTf pic.twitter.com/RhKLNltN1c
赤谷くんが主宰する劇団、FEDEの舞台『FLASH』を観に行きました。
札幌FEDE旗揚げ公演「FLASH」の宣伝動画🎥
— 札幌FEDE (@SAPPOROFEDE) November 16, 2019
12月27日(金)〜29日(日)
演劇専用小劇場BLOCHにて🌚
目立つな!と言われても目立ってしまう!令和にふさわしいコメディです😎
今年の年末はFEDEを見て笑いましょう😁#札幌FEDE pic.twitter.com/rGbnkUdZGd
先月くらいに『僕はまたこんなことを言う』を主題歌として使わせて欲しいと連絡がありOKしたんだけどメールに書かれていた劇の概要が理解できず
「どういう話なんだろう?本当にこの曲でいいんだろうか?」と少し不安になりつつ観に行った。客層は自分よりも少し上の年代が多かった印象だ
待ち時間にBIMやおかもとえみが流れる会場を見てこのあとに自分の曲が流れるのは割りと自然だなと思った。そこからもう流れを作っているんだろうか
冒頭で早速『僕はまたこんなことを言う』がかかりそれに動きを合わせて役者が紹介されていく様はなんだかニヤニヤしてしまった。
悔しかったのは待ち時間に流れていた曲と比べて自分の作った曲はアマチュアの音だなと感じたこと。そこに重きを置かずにやってはいるものの少し気になった
他のお客さんや出演者の方がどう思ったかはわからないが…
『僕はまたこんなことを言う』は4年ほど前、ブラック企業に勤めていた頃に死に物狂いで作った曲で思い入れがある。(前にも少し書いたことがある)
自分でも他の曲とは少し違うと感じる
言いたいことがどれくらい伝わっているのかはわからないが採用してくれた赤谷くんは感覚が近いところがあるんだろう
もう少し書くと舞台をまともに観るのは初めてで役者の皆さんは人に見られる佇まいをしていてその時点で圧倒された。剽軽な役柄や演技で騙されるが役者ってまず見た目がかっこいいんだな 間近で見るとわかる
整っているとかそれ以前の問題で、普通の人とはやっぱり何か違う。
オーラとか言うとなんか馬鹿っぽいんだけど「人前に出て成立するってこういうことか」と。たぶん演技をしていなくても目で追ってしまう人たちだと思う
で、観に行くまで気づかなかったんだけど演劇って自分が好きなところを見ていていいんだね。全体を見てもいいしお気に入りの役者を追っていてもいいし、全体で話が動いているのでどの部分も見逃したくない気持ちになる 何度観に行っても違う見方ができて楽しめるんだなと知った。ライブとはまた違う楽しみ方だ
僕は知らない人がたくさんいる場所で喋ったり感情を出すのが苦手なんだけどそれでも気がつくと自然に笑っていた。次の展開がどうなるのかわからないヒリヒリした感じもあったし出演者の楽しんでいる雰囲気も伝わり終始楽しく見られた
メールをもらった時に浮かんだ不安はあっという間に解消されていた
#同じ気持ちでいるのは難しい と最近のこと
変な時間に寝たら変な夢を見た
山田邦子が織田裕二のモノマネをしながらちんちんを出す夢を見た(意味不明)
— ヱスケー (@kikuchisk) November 16, 2019
最近は日記代わりにサクッと作った曲をYouTubeにあげている
リリース毎のまとめにしかブログを使っていないのだけれど殆ど日常の使えそうな部分は曲にしてしまうので書くことがないのだ。
前作の『いいことはいつか終わる』をリリースしたのが5月、その直前に入院をして直後に引越しをした。30歳を過ぎて初めての一人暮らしだ
新生活が始まったことと纏まった音源を作って感情をゴッソリ持って行かれたことが重なり しばらく、と言っても二ヶ月くらいだけど曲を作らなかった。
7月の終わりに『1日で終わる夏』という曲を作った。作ろうと思ったのではなく自然にできたという感じだ
印象的な出来事があればそれを歌にしているので曲の良し悪しは事実の良し悪しにかかっている部分が大きい。というかフィクションが全く書けない
事実を継ぎ接ぎにしたり時系列を入れ替えるということはあるんだけれど
これをきっかけにミニアルバムを作り始める
ほぼ毎日何かしら作っていたのでボツの1ループなどが30~40くらい生まれて死んだ
メインに据えようとしていた曲が頓挫し別の方向で考え出すと一気に纏まった。
元々表に出たい人間ではないというのもあり前作はプロデュース的な面を強めに出した。バラエティ番組で画面に映らないスタッフの笑い声が聞こえるのが好きで自分もそうなりたかったんだ
今作は自分の生活をそのまま曲にしているので客演を呼ぶのは違うだろうということになり恐らく初めて客演を呼ばずに一人だけで作った纏まった音源になった。
ポジティヴというほどでもないが前作くらいから「受け入れて生きる」というのが大きなテーマになり今回はそれがより強くなった。そのせいか このミニアルバムができた後はいつものような無気力状態に陥らずに次は何を作ろうなどと考えている。とてもいいことだ
音楽は自分で始めたことの中で一番長く続けていることだ
というのも僕が話すのが苦手だからだろう。
親しい間柄であればそれなりに話せはするが、それでも感情の取りこぼしがある。
本当の気持ちを理解して整理をして話すまでには時間がかかってしまうのでやっぱり会話は苦手だ。
取り出したいときに取り出せない気持ちの悪さを解消するために「それ」をメロディなり歌詞に変換している。
一方的な気持ちの塊の筈なんだけれど意外なことに「わかる」と言ってくれる人もいる。口に出すまでは一人だけで抱えていた筈のものが実は他の人も抱えていたことだと知り僕はそれに救われる。だから音楽をやめることはないと思う
あと少し前こんなことがあった。
「いきなりCD作って友達に渡したらウケるんじゃね?」という動機で曲を作り始めたので原点に戻ってきたという感じ
— ヱスケー (@kikuchisk) October 27, 2019
彼女はChuk Dに僕たちが紹介されたことのありえなさを一番に理解してくれたように思う。すっかり音楽の話などしなくなったがこの日ばかりは久々に話した
2019年11月13日配信
ヱスケー『同じ気持ちでいるのは難しい』
7曲(5曲+intro,skit) 16分 ¥450
(増税の関係でiTunesが¥458になっているためBandcampが一番安いです。あと個人的にはBandcampでの購入が嬉しい)
▶︎Bandcamp
▶︎Spotify
▶︎iTunes
#01 イントロ
#02 深夜のスーパー(再録)
#03 1日で終わる夏(再録)
#04 祭の夜(skit)
#05 ここからは出られない
#06 同じ気持ちでいるのは難しい
#07 うまくやれ(再録)
All produced by ヱスケー
All music,lyric,rap,vocal,mix by ヱスケー
label : Tokyo Togari Nezumi
mastering : 6000(Tokyo Lovedolls)
artwork : ヱスケー
photo : MGM(K.H.BROTHERS)
ヱスケー(Tokyo Togari Nezumi / K.H.BROTHERS)
https://kikuchiescape.wixsite.com/mysite
監督・撮影・編集 : cola_drunk
Trailer
シロシビンズとの雑談(細かい曲解説など)